料理メモ

以上結論でした。あとは自分用メモです。巷間よく言われている事柄を含みます。

【※ネタバレあり】リズと青い鳥を観た

アド街で観た。お前も観ろ。

liz-bluebird.com

あらまし

動画の芝居、声優の芝居、劇伴、背景その他もろもろに徹底的に埋め込まれた意味で頭がクラクラします。 意味という意味を総動員して描かれるのは鎧塚みぞれと傘木希美の息苦しい関係がいかにして終わるかという物語でした。

リズと青い鳥は百合なのか

百合です。おわり。

大人になりきらないからこそ発生する同性愛と解釈可能な何事か。 希美に触れようとして触れられないみぞれ。 みぞれがなにか言おうとするたびに話を遮るように次の行動に移る希美。 どうしても重ならない2人の足音。

どん詰まりにしかみえない関係が実際に終わりに向けて変化していく様が描かれる前半は湿度たっぷり。息苦しくてたまりませんでした。 そこに決定的な変化が訪れるのはあの生物室でしたね。

生物室

ターニングポイントが何度も訪れる生物室では鳥の骨格標本が棚を埋め尽くし、夕日が差し込み、みぞれが髪をいじくり回し、フグは水槽で泳ぎ回りました。

私はフグが気になってしかたなかったのでそのへんを書いて締めくくりとします。

水槽の中に淡水フグが3匹、活発に泳ぎ回っていました。 水槽のサイズからして世界最小の淡水フグ、アベニー・パファーでしょう。

アベニー・パファー - Wikipedia

wikipediaでは"比較的飼いやすい"、"工夫をすれば多頭飼いできる"と書かれていますが、つまるところ何の工夫もしなければ多頭飼すらできない難しい魚であると記憶しています。

なんで多頭飼いできないかと言うと、概して淡水フグというのは肉食性が強く、気が荒いので縄張り争いで他の魚のヒレを齧ってしまうのです。 それを防ぐために充分に広い水槽の中に多数の隠れ場所を用意する、というのが定番の飼い方(だったはず)

劇中の水槽はそうした工夫が一切見られず、フグたちは互いを追い回すように泳ぎ回っているものだから、希美とみぞれのお互いにもしんどければ見てる周囲もしんどい、あの関係の戯画化なんだろうなあ。うわあしんどいと泡吹きながらスクリーンを見つめていたのが私です。

ただ辛い苦しいばかりでもなく、水槽は決定的に重要な描写にも使われていて、2人の道が別れたことを象徴する触れ合わない水槽、かたや青々と水草が茂り、片やメダカの群れがのんびりと群れる2つの豊かな水槽が描かれたときに、この苦しさも救われたのでした。

青春の息苦しさに溢れて二度と見たくない本作ですが、こういう描写がミクロにもマクロにもリフレインされてやがて晴れやかなラストに向かうつくりが卑怯なのでまだ何回か見てしまうと思います。

まかり間違ってここまで読んでしまった未見の人も観て。

なぜかスローライフ・ファンタジーを語る

ことのおこり

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先ず隗より始めよ

自分でもやってみた

私と仙崎恵磨〜あるいは聖アウグスティヌスの回心〜

そもそも

嘘ンゴ。私と仙崎恵磨の最初の出会いは2012年初頭です。

色々あって片道2時間の電車通勤になった当時の私。 白い粉をキメてハッピーになっているアイドルがいるらしいと聞きつけ、暇つぶしにモバマスのアカウントを作ったのでした。白い粉については誤解でした。 同時にFFの何かとバハムートとヤンキーなんとかを開始してゲーム間トレードで稼いだりしていた。

初年度モバマスにはプラチケなどありませんでした。主力は羅生門オンラインと呼ばれた衣装争奪戦の完走報酬とゲーム招待報酬ぐらいです。コンプガチャには一回だけ手を出しました。 このへん自力で手に入れたぞ。 f:id:tsh71:20171129234342p:plain f:id:tsh71:20171129234348p:plain f:id:tsh71:20171129234351p:plain

彼女たちの特技レベルを上げるのが無課金プレイヤーの関門でした。 しかし手に入るRは友情ガチャからでるアイドルのみ。友情P自体がそんなに手に入らない。 数日に一回友情ガチャをまわし、数%の確率で排出されるRに一喜一憂していたわけです。

そういう背景があり、当時特技無しRの仙崎恵磨はぶっちゃけハズレ枠だったので惜しみなくマニーに替えていました。なんてことを!

二度目の出会い

そのご6月までには完全に飽きてしまい、アニデレをみるまで放置。 卯月のs(mile)ing!に感銘を受けてデレステを開始、手持ちPa唯一の回復Rだった仙崎恵磨。 モバマス時代の印象を引きずりつつ渋々ユニットに入れた私と彼女との二度目の出会いが待っていたのでした。

仙崎恵磨を再発見するわたし

キマり始めるわたし

キマりきったわたし

まさに回心。 その後色々な出会いを経たり経なかったりしながら、完全に彼女を舞台に押し上げることが生きる目的の一つとなりました。 彼女に何かあるたびにエモさに号泣しながら生きています。 こちらからは以上です。

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